日本糖尿病協会

小児糖尿病キャンプ詳細

長崎県小児糖尿病ことのうみの会サマーキャンプ

Last Update:2017年2月15日

長崎県のサマーキャンプは、今年で41回目を迎えました。長崎の中心に位置する大村湾(別名琴海)の見える場所に集うことから、「ことのうみの会」という名前が付きました。本会は全国でも珍しく、患児家族が運営の主体で、患児だけではなく家族同士の結び付きが大変強い大家族の会であり、海や山のさまざまなシーンで、子どもに負けず、大の大人があっという間に少年・少女時代に戻ってしまう、タイムマシンのようなキャンプです。
本会のキャンプでは、毎食前に自分でインスリン量を見計らう“カーボの達人”という療育の場があります。いつもはインスリン量を親に決めてもらう患児も、ボランティアスタッフと相談しながら自分で決めます。キャンプの最後には、撮影した写真スライドを全員で鑑賞します。涙があふれて止まらなくなり、周りを見ると、みんなが泣いています。子どもたちの成長を確認できた瞬間こそが、キャンプを支えるたくさんの人々のこころの支えになっています。

長崎大学病院
内分泌・代謝内科
阿比留 教生

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