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2023年6月25日

今年のテニス全仏オープンで、6月5日、1型糖尿病があるアレクサンダー・ズベレフ選手(東京オリンピック2020テニス男子シングルス金メダル)が、主催者から、試合中にコート上でインスリン注射を打つことを止められたことが話題となりました(これまで一度も止められることはありませんでした)。「インスリン注射をすることが奇妙に見える」と言われたとのズベレフ選手の情報発信により、世界の糖尿病コミュニティからの反発が高まり、最終的に全仏オープン主催者はズベレフ選手のコート上でのインスリン注射を認めました。

この行き違いは、1型糖尿病の治療についての主催者の理解が十分でなかったことにより起きたもので、根底には、糖尿病のスティグマ(偏見)があったのかもしれません。

糖尿病は、その成り立ちによりいくつかの種類に分かれますが、1型糖尿病は、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞が何らかの理由で破壊され、インスリンがほとんど出なくなる病気です。日本でも数十万人がこの疾患にり患しています。

膵臓でインスリンを作ることができなくなってしまうため、日々変動する血糖を調節するには、外からインスリンを補う必要があります。そのため、1型糖尿病のある人は、毎日数回の注射やポンプなどにより、インスリンを体内に補充しています。ズベレフ選手もその日の食事量や試合の活動量や緊張度によって、注射回数を変化させているようです。

このように、1型糖尿病は、生涯にわたりインスリン治療が必要な疾患ですが、治療を継続して血糖管理を適切に行えば、病気のない人と変わらない生活、そしてオリンピック選手としても活躍することができます。

疾患の有無にかかわらず、アスリートが自身のコンディションを最適に管理できる機会を与えられるのは、スポーツにおける大前提です。そして、それは社会全体にも言えることです。糖尿病があっても様々なチャンスを阻害されることのないように、病気の治療をかくれてしなくてもいいように、私たち一人ひとりが糖尿病を正しく深く理解したいものです。

日本糖尿病協会は、偏見が生まれる環境を変える活動を通じて、糖尿病のあるすべての人が生き生きと活躍できる社会づくりを目指します。

公益社団法人日本糖尿病協会

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