JADEC(Japan Association for Diabetes Education and Care:公益社団法人日本糖尿病協会)は、糖尿病を克服し国民の健康の増進に寄与することを目的に、「糖尿病に関するアドボカシー活動の啓発と実践」、「糖尿病についての正しい知識の普及啓発」、「国民の糖尿病の予防と健康増進のための調査研究」、「国際糖尿病連合の一員として糖尿病の撲滅を目的とした国際交流」などの事業を行う公益社団法人です。糖尿病のある人、医師・歯科医師、メディカルスタッフ、市民・企業などで組織されています。1961年に創立され、1987年に社団法人となり、2013年より公益社団法人となりました。 全国に会員の患者と医療スタッフで作られた約1,600の糖尿病「友の会」と、47の都道府県糖尿病協会があり、連携して上記の事業を行っています。詳しくは、下記JADECの概要の各PDFファイルをご覧下さい。
事業活動
普及活動から国際交流まで幅広い活動を展開
JADECは、糖尿病に関する情報配信や治療・予防など重要な役割を果たす団体として3つの事業を中心に活動しております。
ネットワーク
日本糖尿病協会からJADECへ

日本糖尿病協会は、2024年6月より、団体名の呼称として英語表記の略称である「JADEC」を使用することになりました。「JADEC」は、日本糖尿病協会の団体名の英語表記〝Japan Association for Diabetes Education and Care″の頭文字を組み合わせたものです。
■略称使用の背景
日本糖尿病協会は、1961年の設立以来、糖尿病がある人と糖尿病診療に関わる医療者が協力して、糖尿病の正しい知識の普及と患者支援を目的に活動をおこなっています。近年は、糖尿病があることがハンディキャップにならない社会を実現するため、様々な角度からアドボカシー活動を展開しています。
その活動のひとつに、糖尿病の新たな呼称の普及を目指す取り組みがあります。この病とともに生きる人々の中に病名に対する忌避感が存在すること、生活習慣だけに起因するとの誤解から不適切なレッテルを貼られることに苦しむ人々がいる現実を踏まえ、私たちは、社会がもつ糖尿病とその治療のイメージを変えたいと考えています。
現在、呼称案として、世界共通のことばである「ダイアベティス(Diabetes)」が候補となっています。新たな呼称を検討する背景とともにこのことばを広める意義をご理解いただくには、啓発活動を推進する団体として、まず自らが変わる必要があると考え、団体名に英語表記の略称を使用していくことを決定しました。
■略称「JADEC」の意味
日本糖尿病協会の英語表記は、1991年に制定されました。糖尿病がある人のケアと糖尿病の正しい知識の普及を目指す団体の活動を表現する英訳として、「Japan Association for Diabetes Care and Education」が採用されました。その後、2002年に略称を検討する際、発音のしやすさを考慮して現在の「Japan Association for Diabetes Education and Care (JADEC)」を採用するに至りました。
■「JADEC」の使用にあたり
団体名の略称使用について、理事長の清野は以下のように述べました。
「糖尿病のある人は、予備群を含めると2,000万人。決して特別な病気ではなく、誰もが発症する可能性のある病気です。私たちは、今後、糖尿病のある人が安心して治療を続けるためのアドボカシー活動をさらに強化し、「糖尿病があっても色々な人がそれぞれの立場できちんと生活できている」ということを社会に伝えていきたいと考えています。そして、この病気の偏見を生む要因のひとつが「糖尿病」という病名にあるのだとすれば、今の時代にあった呼び方にアップデートしていきたいと考えています。
こうしたアクションをしっかりと社会の皆さんにお伝えするため、日本糖尿病協会は、団体名に英語表記の略称「JADEC」を使用することにいたしました。そして、糖尿病の正しい疾患概念と治療の啓発イメージを、JADECそして「ダイアベティス」という響きに集約したいと考えています。」
なお、略称使用にあたり、当面は「JADEC(日本糖尿病協会)」と表示します。登記上の変更はありません。また、連携関係にある各都道府県糖尿病協会には、「JADEC〇〇(〇〇都道府県糖尿病協会)」と表記することを推奨して参ります。
プレスリリース 団体名に英語表記の略称「JADEC」を使用へ
JADECの概要
JADECのご案内(PDF)
定款(PDF)
役員名簿(PDF)
会員数 約10万人