休刊のお知らせ
皆様にご愛読いただいてまいりましたDM Ensembleは、2025年12月号(Vol.14 No.6)をもちまして休刊させていただくことになりました。
長年にわたりご愛読くださった皆様に、心より御礼申し上げます。
登録医・糖尿病認定医・登録歯科医の先生方で現在ご購読中の方は、次回ご更新時に単位として認められますので、メール・封書でお知らせしております購読番号をお手続き時にご記載ください。
今後の情報発信につきましては、さかえやホームページを通じて行ってまいりますので、引き続きJADECの事業にご協力いただければ幸いです。誠に恐縮ですが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
編集委員長からのご挨拶
2025年 Vol.14 No.6(第67号)
2025年12月28日発行

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特集1
現場から発信する私たちのアドボカシー
特集1
現場から発信する私たちのアドボカシー
ダイアベティススティグマの解消のためのアドボカシー活動に関する理解は深まっており、全国の医療従事者により様々なアドボカシー活動が実施されています。アドボカシー活動には、学会などの団体が行う全国レベルのものから、患者会活動などのコミュニティーレベル、そして個人でも実施できる個人レベルと、様々な段階と取り組みがあります。ダイアベティスのある人が幸福だと実感できる社会の実現を目指して、私たちはダイアベティスのある人たちの権利を代弁・擁護する支援者(アドボケイト)として、私たちの思いを周囲に伝えていく責務があります。本特集では、医療現場において様々な規模で行われているアドボカシー活動を、薬剤師、看護師、管理栄養士の立場から紹介していただきます。
田中 永昭(枚方公済病院 内分泌代謝内科)
[Topic1]
全国レベルのアドボカシー活動:日本くすりと糖尿病学会によるアドボカシー活動
“薬剤情報を伝える人”から“寄り添う人”へと変化するための実践
大東 敏和(日本くすりと糖尿病学会/広島大学病院)
[Topic2]
コミュニティーレベルのアドボカシー活動:小児1型糖尿病キャンプからの報告
子どもたちの思いと健やかな成長発達を支えるための支援
木村 裕美子(茨城県立こども病院)
[Topic3]
個人レベルのアドボカシー活動:ダイアベティススティグマのない栄養相談の実践
茂山 翔太/真壁 昇/北谷 直美/桑田 仁司(関西電力病院)
特集2「さかえ」連動企画
膵臓移植の情報提供と治療の実際 治療の選択肢の1つとして知識を深めよう
特集2「さかえ」連動企画
膵臓移植の情報提供と治療の実際 治療の選択肢の1つとして知識を深めよう
膵移植(膵臓移植・膵島移植)は、1型糖尿病においてインスリンからの離脱が期待できる、現時点で唯一の根治療法と位置付けられています。近年は、免疫抑制薬の進歩などにより長期成績も向上しています。このような背景から、糖尿病診療に関わる医療スタッフが膵移植を治療の選択肢の1つとして認識し、その実際について知識を深めることが重要と考えます。本企画では、膵移植のうち、膵臓移植に関する情報提供や治療の実際、患者支援について、九州大学病院 臨床・腫瘍外科の加来啓三氏と同院の看護師で認定レシピエントコーディネーターの小川智子氏に解説していただきました。
大隈 俊明(九州大学大学院医学研究院 病態機能内科学)
膵臓移植を治療の選択肢に 情報提供と治療の実際・患者支援の手引き
加来 啓三(九州大学病院)
[Column]
移植医療を身近に感じてもらうために
小川 智子(九州大学病院)
連載 糖尿病カードシステムを活用しよう
第13回 カード⑥-11「糖尿病自己管理の振り返り」
道口 佐多子(那珂記念クリニック)
連載 糖尿病カードシステムを活用しよう
第13回 カード⑥-11「糖尿病自己管理の振り返り」
糖尿病治療において患者教育は重要ですが、我が国は糖尿病専門医が少なく、地域や施設で治療支援のレベルにばらつきがあるのが実情です。こうした中、糖尿病医療の現場で活用されているのが、日本糖尿病協会の「糖尿病カードシステム」です。これは医療者が患者さんに治療支援を行う際に用いるツールで、病状や生活環境に応じて約100種類の「カード」と「リーフレット」を使用します。本コラムでは、このツールを活用しているCDEに使い方の工夫やコツを紹介していただきます。第13回の講師は、那珂記念クリニック 看護師の道口 佐多子氏です。
連載「地域発!CDEの活動報告」 from JADEC事務局
JADECが実施してきたCDEL育成団体への育成支援
安井 洋裕(JADEC事務局)
連載「地域発!CDEの活動報告」 from JADEC事務局
JADECが実施してきたCDEL育成団体への育成支援
糖尿病医療はチーム医療が基本であり、患者支援を適切に進めるために様々な職種のメディカルスタッフの協力が不可欠です。JADECは、事業目的に「糖尿病についての知識普及」「糖尿病がある方・家族などへの支援」を挙げ、糖尿病医療に携わるメディカルスタッフの支援に力を入れています。今回は、「地域発!CDEの活動報告」のページを借りて、JADECが実施してきたCDEL(地域糖尿病療養指導士)育成団体への育成支援の取り組みを振り返ります。