2025年 Vol.14 No.4(第65号)
2025年8月28日発行

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特集1
在宅医療における糖尿病の支援~多職種連携による高齢者ケアについて~
特集1
在宅医療における糖尿病の支援~多職種連携による高齢者ケアについて~
在宅医療における糖尿病の治療支援では、医療・介護・福祉に関わる様々な職種が連携して血糖マネジメントを行う必要があります。本企画のTopic1では、在宅医療におけるJADECの取り組みや「JADEC在宅医療・介護支援Q&A集」について、かなもり内科 院長(JADEC医療者教育委員会 委員長)の金森晃先生にご紹介いただきました。また、Topic2では、秋田県の無床診療所で情報通信技術(ICT)を使った多職種連携による在宅医療に取り組まれている、たにあい糖尿病・在宅クリニック院長の谷合久憲先生に、在宅医療における糖尿病の治療支援の実際について解説をお願いしました。
中塔 辰明(岡山済生会総合病院 糖尿病センター)
[Topic1]
超高齢社会における糖尿病診療JADEC
「在宅医療・介護支援とQ&A集」のご紹介
金森 晃(かなもり内科/JADEC医療者教育委員会)
[Topic2]
在宅医療におけるICTを活用した糖尿病のチーム医療について
谷合 久憲(たにあい糖尿病・在宅クリニック)
[Column]
在宅医療における職種ごとの支援について
藤沢 武秀(ごてんまり訪問看護ステーション)/川端 洋祐(みんなのまち由利本荘居宅介護支援事業所)/齋藤 瑠衣子(たにあい糖尿病・在宅クリニック)/佐藤 智哉(アイン薬局由利本荘店)
特集2「さかえ」連動企画
インスリン療法による皮膚合併症の早期発見と治療支援
特集2「さかえ」連動企画
インスリン療法による皮膚合併症の早期発見と治療支援
インスリン療法による皮膚合併症であるインスリンボールやインスリンリポハイパートロフィーは、インスリンの吸収を低下させ、血糖マネジメントの悪化やインスリン投与量の増加を引き起こす要因として臨床的に重要です。これらは鑑別診断として考慮しなければ見逃されることがあるため、チーム医療に関わる全ての医療スタッフがこの症状について認識し、適切な管理法や対処法を共有する必要があります。本企画では、チーム医療におけるインスリン注射部位の皮膚管理について、則武内科クリニック院長の永瀬晃正先生に解説をお願いしました。
大隈 俊明(九州大学大学院医学研究院 病態機能内科学)
リポハイパートロフィーとインスリン由来アミロイドーシスの診断と対処法・予防法
永瀬 晃正(則武内科クリニック)
連載 糖尿病カードシステムを活用しよう
第11回 カード⑩-1「フットケアの必要性」/⑩-2「自分で行うフットケア」
高橋 学/道口 佐多子(那珂記念クリニック)
連載 糖尿病カードシステムを活用しよう
第11回 カード⑩-1「フットケアの必要性」/⑩-2「自分で行うフットケア」
糖尿病治療において患者教育は重要ですが、我が国は糖尿病専門医が少なく、地域や施設で治療支援のレベルにばらつきがあるのが実情です。こうした中、糖尿病医療の現場で活用されているのが、日本糖尿病協会の「糖尿病カードシステム※」です。これは医療者が患者さんに治療支援を行う際に用いるツールで、病状や生活環境に応じて約100種類の「カード」と「リーフレット」を使用します。本コラムでは、このツールを活用しているCDEに使い方の工夫やコツを紹介していただきます。
第11回の講師は、那珂記念クリニック 看護師の高橋 学氏です。
連載「地域発!CDEの活動報告」 from 広島
地域で活躍するCDEの育成と広島県における糖尿病医療の充実を目指して
藤川 るみ(医療法人グランドタワーメディカルコート)
連載「地域発!CDEの活動報告」 from 広島
地域で活躍するCDEの育成と広島県における糖尿病医療の充実を目指して
Hiroshima CDE(広島県糖尿病療養指導士認定機構)は、広島県におけるCDEの育成と糖尿病医療の質の向上を目的に2011年に設立されました。本稿では、当機構が力を入れる取り組みを紹介します。