近年、糖尿病患者さんやその予備群が急増しており、その対策は緊急の課題となっています。そこで、日本糖尿病協会は、これまで全国で実施してきた療養指導活動をいっそう強化するとともに、糖尿病治療の一定の質を確保することを目的とし、登録医制度を設けています。
医科向け制度
登録医
登録医は、日糖協に入会し、月に10人以上の糖尿病患者さんを診察している医師であれば、糖尿病を専門としていなくてもなることができます。登録医の有効期限は5年間で、日糖協の会員を継続する限り、登録医資格も5年毎に更新することができます。
糖尿病認定医
★2022年度より「療養指導医」は「糖尿病認定医」に名称変更しました。
登録医になって2年目以降に要件を満たした場合は、審査を受けて糖尿病認定医になることができます。
また、専門医の資格を持つ医師は、日糖協に入会すれば、糖尿病認定医として登録することができます(別途申請が必要)。
糖尿病認定医の有効期限は5年間で、要件を満たせば更新することができます。
歯科向け制度
登録歯科医
糖尿病患者さんは歯周病にかかりやすく、また反対に歯周病があると糖尿病を悪化させるという報告もあります。そこで、糖尿病治療と口腔ケアの連携を強化することをめざし、登録歯科医制度を整備しました。
日糖協および日本歯科医師会の会員で、日糖協の認定研修を修了した医師は登録歯科医になることができます。登録歯科医の有効期限は5年間で、要件を満たせば更新することができます。