日本糖尿病協会

医療スタッフの方へ

糖尿病医薬品・医療機器等適正化委員会

Last Update:2018年4月12日New

当委員会では、患者さんのための適正な糖尿病医療に向けた取り組みを行っております。

現在の本委員会の取り組み

関係する企業の皆さんとともに課題に取り組んでいます。

注射製剤の区分表示

取り違えによる事故を防ぐために、注射製剤の区分を製品ラベルに表示

現在、多種のインスリン製剤や GLP-1 受容体作動薬が発売されており、それらの取り違えによる事故を防ぐために、「超速効型インスリン製剤」と「持効型インスリン製剤」、そして「GLP-1 受容体作動薬」の区別をよりわかりやすくするための各社共通の「製剤区分マーク」を策定しました。
日本糖尿病協会より、インスリン製剤および GLP-1 受容体作動薬を販売している各製薬会社にこの製剤区分マークの使用を要望し、2018年3月には、該当する全製剤に表示されるようになりました。

インスリン製剤およびGLP-1 受容体作動薬の取り違い防止を目的とした製剤区分マークについて
DM Ensemble Vol.5 No.3 p34

血糖自己測定器の保守点検

正確な測定のための機器の管理を啓発

パソコン等によるデータ管理の普及により、今後ますます血糖自己測定データの活用が盛んになると考えられます。血糖自己測定データの適正な活用のために各々の測定機器の正しい使い方を理解し、機器が正常に作動できるように留意する必要があります。
また、自己検査用グルコース測定器は薬機法で特定保守管理医療機器に指定されており、医療機関での機器管理について、医療機器安全管理責任者を設定し、保守点検に関する計画の策定及び保守点検の実施が義務づけられております。
そこで、日本糖尿病協会では、血糖自己測定管理に携わる医療者の皆さまヘの保守点検の推進啓発リーフレットならびに保守点検運用マニュアルを作成しました。

さらに、実際に保守点検を実施するにあたっての、各製品ごとの保守点検方法についてのリーフレットも、各メーカーにて作成していただいております。

なお、さかえにおいても血糖自己測定についての記事を掲載し、患者さんへの啓発も進めております。さらに、今後「自己管理ノート」に、患者さんによる簡単な日常点検の方法も追記する予定です。

ぜひこれらの資材をご確認いただき、自己検査用グルコース測定器保守点検の推進および患者さんへの適正使用の啓発にご協力ください。

自己検査用グルコース測定器(SMBG機器)の保守点検に関する啓発資材のご案内

検査時のCGM・FGM・CSIIの取扱

X線、CT、MRI等の検査時のCGM・FGM・CSIIの適正な取扱を啓発

新製品の導入などにより、インスリンポンプ(CSII)並びに持続グルコース測定器(CGM・FGM)を使用する患者数は年々増加しており、それに伴い、CSII・CGM・FGMを使用中の患者がX線、CT、MRIなどの検査を受ける機会も増加しています。患者さんには機器導入時に医療機関から取り扱いに関する注意事項の説明がありますが、検査時に適切な取り扱いがなされなかったために不具合が生じたとの報告もあります。
上記のことから、当協会では、検査時に、該当する患者・医療者双方への注意喚起を行う必要があると考え、下記の啓発資材を作成しました。

検査室前に掲示する患者向けポスター
患者さんからの該当機器使用の申告を促進します。

製品ごとの取り扱い一覧リーフレット
患者さんからの申告後、医療スタッフが迅速に対応方法を確認できるようにします。

各医療機関におかれましては、こちらの資材をご活用いただき、検査時のCSII・CGM・FGMの適切な取り扱いの推進にご協力下さい。

廃棄物の適正処理啓発

針刺し事故などを防ぐために適正処理の理解を広める

現在共通の啓発パンフレットを作成中です。

これまでの日糖協の取り組み

インスリン自己注射の健康保険適用(1981年)

  • 創設時(1961年)より10万人の署名運動などを通じ、行政に働きかけ

血糖自己測定の健康保険適用(1986年)

  • 池田義雄先生を中心とした血糖自己測定に関する研究や陳情

インスリン用注射針の互換性(2008年)

  • 各メーカーと共同でインスリンペン型注入器・注射針の適合性の確認作業
  • いずれのデバイスと注射針(A形注射針)の組み合わせでも使用可能に

★2011年の東日本大震災で注射針メーカー1社が被災し供給が滞る事態が生じましたが、互換性が確保されていたことにより、患者さんの健康被害にはつながりませんでした。

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