日本糖尿病協会

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講習制度規約

Last Update:2018年4月22日

講習制度 規約

1.目的

 糖尿病療養支援にとって有用な学習ツールである「糖尿病カンバセーション・マップ™」(以下、マップ)の効果を最大限に発揮させるためには、ファシリテーションの方法を習得することが必須である。そのため、マップの利用方法に関するするための講習制度を設ける。
これは、マップの開発者であるHealthy Interactions社が求め世界中で実施している制度であり、日本糖尿病協会はそれに準じながら日本に適した制度を設け、各トレーニングを実施・運営する。

2.位置付け

 ファシリテータートレーニングを修了したファシリテーターには認定証が授与され、各施設においてマップを利用した療養支援を行うことが許される。糖尿病教育の一プログラムとして実施し、定期的に開催されるのが望ましい。
 ファシリテーターの中で一定の条件を満たし希望した者はトレーナーとして認定され、認定証が授与される。トレーナーは、ファシリテータートレーニングを担当する。トレーナーへのステップアップには、トレーナーアシスタントを経験することが必須である。
 エキスパートトレーナーは、Healthy Interactions社が実施するエキスパートトレーナートレーニングを修了し認定証が授与された者であり、ファシリテータートレーニング、フォローアップトレーニング、トレーナートレーニングを、それぞれが担当する地域を主体に企画・運営する。
 糖尿病カンバセーション・マップ委員会は、日本糖尿病協会理事長の認定を受けたエキスパートトレーナー若干名から構成され、各トレーニングの企画・運営を行う。

3.講習会

  • 日本糖尿病協会は、マップを普及させるため、ファシリテータートレーニングを全国の支部と協力して実施する。CDEL講習会として実施することも可能である。講習時間は7時間。ファシリテータートレーニングには、エキスパートトレーナー1名以上が担当することが必須である。CDEJ認定更新のための研修単位2群2単位を取得可能。
  • フォローアップトレーニングは、日本糖尿病協会が中心となって年2回実施する。1回は日本糖尿病協会本部で実施し、他1回は、関連学会の開催地で行うことを原則とする。講習時間は7時間。フォローアップトレーニングには、エキスパートトレーナー1名以上が担当することが必須である。CDEJ認定更新のための研修単位2群2単位を取得可能。
  • トレーナートレーニングは、日本糖尿病協会が主体となり実施する。糖尿病カンバセーション・マップ委員会委員1名以上が責任者を務める。新たなマップがリリースされた場合は、本トレーニングで体験する。講習時間は3時間。CDEJ認定更新のための研修単位2群1単位を取得可能。

4.受講要件

ファシリテータートレーニング受講要件

•必須条件

  • 日本糖尿病協会会員
  • 糖尿病カンバセーション・マップを用いた療養支援を実施できる者
  • 下記認定者の中で医療法による糖尿病療養指導の実施が可能な医療者

•下記いずれかの認定を有する者

  • 日本糖尿病療養指導士
  • 地域糖尿病療養指導士
  • 糖尿病病態栄養専門管理栄養士
  • 病態栄養認定管理栄養士
  • 慢性疾患看護専門看護師
  • 糖尿病看護認定看護師
  • 慢性疾患看護領域における修士号または博士号取得者
  • 糖尿病専門医
  • 糖尿病専門医研修開始同意書を提出した認定内科医
  • 日本糖尿病協会登録医・療養指導医
  • 日本糖尿病協会登録歯科医
  • 保健師
  • 臨床心理士

フォローアップトレーニング受講要件

  • 日本糖尿病協会が認定したマップのファシリテーターであること。
  • 5年の認定期間中であること。
  • ファシリテータートレーニングおよび過去のトレーニングにおいて、「糖尿病とともに歩む」「糖尿病とはどんな病気ですか?」「食事療法と運動療法」「インスリン注射」「フットケア」の5つのマップをすべて受講していること。
  • 日糖協が定める振り返りシート*を3枚以上提出すること。
    *振り返りシートは、受講しようとするフォローアップトレーニングの日程から遡り過去5年間に実施した糖尿病カンバセーション・マップに関して記載する。ただし、「糖尿病とともに歩む」のマップに関する振り返りシートを1枚以上含むこと。

5.受講料

1.ファシリテータートレーニングの受講料

  • 初めての受講者は、15,000円とする。
  • 過去のステップ1受講者、および、「糖尿病とはどんな病気ですか?」「食事と運動療法」「インスリン注射」「フットケア」の4つのマップの中で2つ以上を受講できていない場合は10.000円とする。
  • H29年3月以前の受講者で「フットケア」「糖尿病合併症」のマップを受講できていない場合、あるいは、過去のステップ2で残り4つのマップのうち1つだけマップを受講できていなかった場合は5,000円とする。
  • 既にファシリテーターの資格を有する方が、再度ファシリテータートレーニングを受講したい場合は、5,000円とする。
  • 遅刻および早退は認められず、ファシリテータートレーニングを再受講しなければならないが、再受講時、受講料は免除される。
  • ファシリテータートレーニング協力施設からの参加者には、割引制度を設け、5,000円を割り引く。

2.フォローアップトレーニングの受講料

  • 受講料は10,000円とする。

6.認定

  • ファシリテータートレーニング修了者は、日本糖尿病協会から認定証が授与される。ただし、認定証は、日本糖尿病協会会員資格を継続する限り有効とする。
  • エキスパートトレーナー、トレーナーには、日本糖尿病協会から認定証が授与される。ただし、認定証は、日本糖尿病協会会員資格を継続する限り有効とする。

7.マップの貸与

  • ファシリテータートレーニング修了者には「糖尿病とともに歩む」「糖尿病とはどんな病気ですか?」「食事療法と運動療法」「インスリン注射」「フットケア」「糖尿病合併症」の6つのマップを貸与する。
  • マップは原則1施設1キットであるが、1施設に多数のファシリテーターがいる場合(5名以上)やファシリテーターが複数部署にまたがる場合(2部署以上、各部署に2名以上のファシリテーターが在籍)は2キットを貸与する。
  • トレーニングで学んだ以外のマップは使用できず、該当するマップに関するトレーニングを必ず受講する必要がある。所属施設にトレーニングで学んだ以外のマップが貸与されていたとしても、有資格者以外がそのマップを使用することは禁じられている。

2018年4月1日改訂

以上

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