日本糖尿病協会

医療スタッフの方へ

糖尿病カードシステム

Last Update:2023年11月17日
糖尿病カードシステムはひとりひとり異なる糖尿病患者さんの病状や生活環境など、患者さんの特徴を考えながら、約100種類のカードを組み合わせ、最も適した支援計画を作ることができる新しいツールです。それぞれのカードに対応したリーフレットが的確な患者支援の実践をサポートします。
カードシステムをはじめよう!講習会開催案内  講習会修了者向け指導箋ダウンロード

※2021年よりカードシステム研修会の参加資格が大幅に緩和されました。
医療従事者であれば、その他の資格の有無は問いません。奮って研修会にご参加ください。お申込みをお待ちしております。

我が国には糖尿病専門医が少ないうえに糖尿病治療の標準的なツールがなく、各医療施設によって治療方針にばらつきがあるのが現状です。
また、糖尿病治療の現状は、一部の入院治療を除いては、糖尿病教室の参加などの散発的な患者支援に終始することが少なくありません。効果的な糖尿病治療には、適切なタイミングで適切な方法による適切な内容の介入が求められ、患者さんごとに治療計画を策定して個々の進捗に応じて状況を評価し、臨機応変に計画を更新することが望まれています。
そこで日本糖尿病協会は、患者の個別性や治療の継続性に重点を置き、使いやすく、さらに患者さんにとってもわかりやすく、治療に前向きな気持ちになれるような資材「糖尿病カードシステム」を開発して、2016年から全国で普及を進めています。

糖尿病療養指導カードシステム

協 賛

糖尿病カードシステムとは

約100項目に分かれたカードで、個々の患者さんに適したプランを作成、リーフレットで治療を支援!
理解度や進捗をチームで共有し、状況に応じてプランを見直し、効果的に治療計画を進めていくことができます。

 

 カードシステムを利用した指導方法

カードシステムの効果

糖尿病治療に関係する項目を1枚のカードに収まる程度に細分化してあり、対象患者にとって必要な知識に絞ってお伝えすることができ情報伝達をスリム化することができます。患者さんの知識の取得状況や心理状態および実践状況の把握を並行して実施することで、効果的に治療計画を進めることができます。
糖尿病カードシステムはスタッフ間で患者さんの状況や治療計画の進捗状況が明確化し共有されるため、経験の浅い医療スタッフでも効率よく系統だった患者支援の実践が可能となり、治療サポートの水準の底上げを図ることができます。そして一つの完結した学習項目の集合体であるため、様々なシチュエーションや、ニーズに対応が可能です。
医療者の方はリーフレットの内容をいつでも閲覧でき、医療者側の知識向上にも役立ちます。
プリントしたリーフレットに、患者さん個々に応じて必要な情報を追記して渡します。これを集めれば患者さんはご自身にとって必要な情報をいつでも振り返ることができ、長期間にわたる治療のサポートツールとして役立ちます。
連携手帳挟み込み用のチェックシートを患者さんに渡し、糖尿病連携手帳に挟んで使用いただけば、患者さんはより視覚的に学習済みの項目を確認できます。連携手帳を新しいものに交換する際は、チェックシートのみを新しい手帳に移せば学習履歴を引き継ぐことができ、継続的な治療のサポートを行うことが可能になります。
チェックシートを活用すれば施設の多職種連携や、地域の病診連携にも役立ちます。

ダウンロード【研修会の修了者のみ閲覧可能】

下記ダウンロードページから、資材をダウンロードできます。
[マニュアル・カード・リーフレット・チェックシート]

・【基本編】  カード38枚【ダウンロードページ】

・【地域連携・合併症編】 カード38枚(基本編)+29枚【ダウンロードページ】

・【応用編】  カード100枚(全カード)【ダウンロードページ】

各編で利用可能なカードの種類

  • それぞれの研修会の修了者のみ閲覧可能です。
  • ID・PWが必要です。(各編ごとに異なります)
  • ログイン後、他の編を閲覧する場合は、ブラウザを一度終了する必要があります。
  • 2019年度までに研修会を修了された方は【応用編】をご利用ください。

 

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