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TDJ活動レポート

ホノルルマラソンに参加して (2011年12月11日)

Last Update:2011年12月1日

TDJ活動レポート 2011年12月

ホノルルマラソンに参加して (2011年12月11日)

ウエルネスクリニック 大久保
平成22年のホノルルマラソンのウオークに参加され、平成23年は初フルマラソンをめざして練習をしてきた平田さん(63才)に、今回のホノルルマラソンの感想文を書いていただきました。

 平田 照江
平成21年12月に仕事を退職してから、夫の月1回の診察に付き添っていました。その時、待合室の写真と木村さんの文章に出会い、平成22年はホノルルマラソンのウォークへ参加しました。ホノルルならマラソン…そんな雰囲気に飲み込まれ、今年はマラソンに挑戦することを決意。平成23年2月17日の金哲彦さん(マラソン解説者)の講演を皮切りに、5㎞(2回)10㎞(3回)ハーフ(1回)各地の大会に参加しました。しかし、3月11日の震災で岩国基地と田布施の桜マラソンは中止となりました。
 練習場所??走る姿を見られるのがいやで、ウエルネスパークで走ることにしました。初めての練習は30分休まずに走ること。ウエルネスパークの900mを1周しただけでしんどい。毎日練習はできず、買い物のついでに3周する程度。夏になると日中はできず、夜行くことにしました。しかし、夜間の練習は何やかやと理由をつけては、なかなか実行できません。秋になって、2ヶ月に1度の参加している調理実習で「朝仕事」の話を聞き、早速実行。5時起床、5時半出発。この時間帯なら近所の人に出会わないし、1時間位走って帰ったら6時半。今までどおり、家事はできるし効率もいい。冬に近づくにつれ、日の出も遅くなり暗いので少しずつ起床時間をずらして走っていました。気持ちは毎日走るつもりがなかなかできず、焦りを感じる日々でした。週3日走って2日ウォークのような状態で、ホノルル行きまでを過しました。
 12月9日(金) 2回目のホノルル行き、昨年同様クリニックへ集合。先生ご夫妻、木村さん、宮坂さん。先生のお母様は広島で落ち合い、総勢6人で出発。今年は金曜日出発で一日長い滞在です。関空より6時間余り、常夏の島ハワイ…澄みわたる青空がどこまでも続き、以外と涼しい。
 12月10日(土) 早朝ダイアモンドヘッド登山。昼はTDJの懇親会があり、メンバー(30名)とリピート山中さんの歌をききながら会食。

ホノルルマラソンに参加して
 12月11日(日)大会当日の天気予報は雨。午前2時に起床のテレフォンコール、3時45分にホテルロビーに集合。外はひどい雨なので、ロビー横で準備体操をした。5時頃には雨はあがり、スタート合図の花火も去年と同じようにきれいだった。ウエルネスの同志5人、気合を入れる為「ファイト!がんばれ!!」を3唱したが声は揃わず、すぐにバラバラになり、走り出した。早朝の街は熱気でムンムン。花火を見ながらも順々とスタートしていき、騒然としていた。やがて夜が明け、皆たんたんと走っていた。何キロ走ったのだろうか?ゆるい登り坂、赤、白、黄、緑、色とりどりの人波が長く連なっていた。音楽でも聴こうかとiPodを取り出したら電源切れのサイン、緑の光が点滅…このマラソンのために買ったのに残念。又、目の前にアイス棒?小腹も空いていたので、はちみつと思い飛びついた。「これは食べられません」の表示より、「これはワセリンです」と書いて欲しかった。
 ハイウェイは走っても走ってもハイウェイ。TDJのメンバーに出会わないかなあ…3万人中の30名では……道路中央を走っていたら青の帽子とTシャツの人影。初めてのTDJメンバー、嬉しくて帽子を振り上げタッチした。大久保先生だった。ハイウェイを過ぎ、湖近くになった頃、いつもの右ひざが疼きだした。ハーフを走った国東とみくじマラソンの時より痛い。走っても歩いても痛い。スプレーを吹きつけてもなかなか効き目があらわれない。痛いだけが頭の中を巡り、つらかったがダイアモンドヘッドが見える頃ようやく和らいできた。
ゴール前の上り坂から下り坂、そして平地になった時、道路脇の青い集団が目に入った。とたん、急に元気が出た。帽子を振り振り、皆とハイタッチした。

ホノルルマラソンに参加して
やったぁ、もうゴール、フィニッシュの文字も見える。ところが、いくら走ってもフィニッシュの文字が逃げて行くようで長かった。やっと着いた。ホッとした。完走。バンザーイ!!しかし、少し悔しかった。あの痛みがなかったらタイムも変わっただろうし、トイレの20分もおしかった。ひざ痛で、もうマラソンはだめかなと頭をよぎったが、この達成感は何物にも変えがたい。来年はどうなるかなぁ。また来たい。
12月12日(月)買い物ツアー
12月13日(火)先生の運転で観光地めぐり
12月14日(水)帰路 ホノルルをでて関空へ。里ごころがついたのか家族のことを思い出した。最近足の弱った夫。入院中の姑(97歳)元気に過しており安心しました。
日頃の雑事や家族の事を忘れ、つきぬけるような青さの空や海の中で過した7日間。先生には几帳面さを、奥様には明るさを、お母様には元気を、木村さんにはバイタリティーを、宮坂さんには優しさをいただき、平成23年はホノルルマラソンで有終の美を飾ることができました。
先生と奥様には親身にご指導いただき感謝を言葉で言い尽くせません。
目標を目指しての1年間、緊張の日々でしたが、今までの人生にない得るものがたくさんありました。できたら仲間に入れていただき、無理せず走り続けたいと思っています。ありがとうございました。

ホノルルマラソンに参加して


平田 照江

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