日本糖尿病協会

TDJ活動レポート

タートルマラソン2009

Last Update:2009年10月1日

TDJ活動レポート 2009年10月

タートルマラソン2009

 秋晴れの下、荒川河川敷を埋め尽くすかのような、大勢のランナー達をかき分け、まずはTEAM DIABETES JAPANのブルーTシャツ集団を探しました。

 チームのテントで、ホノルル以来の懐かしい面々と再会して、嬉しく、そして安心しました。

 TDJとしてウォーキングに参加するのは、ホノルルマラソン以来、これが二度目です。有難い事に糖尿病の私の運動療法に「マラソン好きの主人」が共に参加してくれています。ホノルルマラソンもかかりつけ医の、新井先生から「目標のある運動の方が継続出来る」とのお勧めもあって参加したのですが、単なる目標にとどまらず、夫婦で楽しく旅行して、良い思い出作りになったので、今回も夫婦揃って参加した訳です。

 私は今年6月に乳がんの手術を受けたので、しばらく運動ができず、それまでHba1cが6以下を保っていたのに、術後はうまくコントロールできなくなっていました。

 そこで、タートルマラソンを目標にして運動を再開し、徐々に血糖値も安定させ、免疫力を高め、「糖尿病と癌に打ち勝とう!」と目標設定したのです。

 まだ腕を上げるにも痛みとの闘いではありますが、毎日ジムに通って毎時6キロで90分歩き、軽いウエイトをして体力回復しました。また、10月に東京ミッドタウンで開催されたピンクリボンキャンペーン(乳がん撲滅運動)のウォーク6キロにも参加して足慣らしをし、自信も回復しました。

 さて、タートルマラソン全国大会では、一番お手軽な5キロウォークに参加しましたので、日頃歩いている距離より短いこともあって最初からマイペースで楽しく歩くことができました。

 ランの人と同じコースなので、追い越したり、追い越されたりするうちに、自分がいったいどのくらいのペースで進んでいるのかも解らなくなり、「楽しく軽快に歩ければそれで良い」と気楽に闊歩しました。

 沿道では、チームの皆さんが手を振って応援してくださって、心強く歩くことができました。

 チームのテントがあるので荷物や着替えの不安もなく、仲間と一緒だから低血糖の心配もなく、医師や看護師の方々に見守られて参加するスポーツは、本当に心置きなく楽しむことができます。

 ゴール後、一休みしていたら、私が5キロウォークの部男女で11位、女性で4位だと解って、嬉しくて思わず「来年は3位狙いだな~」なんて思いましたが、まずは謙虚に、今後も運動を続け血糖値をコントロールして、またTDJのイベントに参加できるように地道な努力を続けることが第一と思い直しました。

 クリニックで落ちこぼれ患者にならないように、先生の指示に素直に従って、これからも夫婦で楽しく運動を続け、糖尿病と上手にお付き合いしながら、癌の再発を許さない免疫力をつけたいと思っています。TDJの皆様今後ともどうぞよろしくお願いします。


矢島 真砂子

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