日本糖尿病協会

TDJ活動レポート

還暦祝いの東京マラソン 2016年2月28日(日)

Last Update:2016年2月28日

TDJ活動レポート 2016年02月

還暦祝いの東京マラソン 2016年2月28日(日)

 

落選9回、10回目にして初当選!
 何でもやり続ければ可能性はあるものですね。17歳発症でインスリン歴43年の私も、気がつけば還暦。今回は神様からのプレゼントと、気合を入れて臨みました。
 昨年11月の金沢マラソンで、5キロごとに血糖値測定をして、5時間22分。ゆえに、今回は5時間を少し切れるくらいで走れるつもりが、5時間41分。25キロ過ぎてから脚が前へ出ませんでした。
 10年前に、ホノルル・マラソンで、我らがアイドルM先生に5時間切り初体験を、と伴走を申し出たワタシが、お恥ずかしい。

さて、ハーフなどを含めると200回以上、様々な大会を経験しましたが、国際色という点では、さすがに東京マラソンが一番でした。
TDJのTシャツのお陰で、二人の外国人ランナーに話かけられました。一人はスタート前の整列していたとき。ジャッキー・チェン似の中国系です。
彼は、どこか、はにかみながら頷き、「Good luck!」と一言。「Thank you!」と返しました。
もう一人とは、飯田橋辺りで会いました。ジャン・レノを小さくしたような仏系です。
「Are you diabetes?」
「Yes, I am」
「I am also a diabetic」
「Is that so? Good luck!」
 TDJのシャツを着ていると、誰とでもお友達になれるような気がしてきます。
芝公園を過ぎた辺りでは、久しぶりに会った1型のY永さんから、天地を切り裂くような大声援を受けました。

さすが東京と言えば、もう一つ。銀座通りで、おそらくケーキ屋さんのサービスで、トレイに美しく並べられたロールケーキを発見。しかも、普通サイズの大きさです。そのあまりの美味しさに感激。思わず、Uターンして、もう一つ頂いてしまいました。
途中、他にもオニギリ小2個なども頂き、アンパン、バナナを食べたり、ポカリを飲んだりと繰り返しましたが、ゴール後は、血糖値85です。
ゴール近くでも、TDJの仲間たちの声援を受けましたが、疲労困憊のレースでした。
しかし、予想より遅くても無事にゴールできたのですから、よくやった、と素直に自分を褒めてあげたい気持ちです。どこも傷めることなく、翌日から日常生活も普通で、次の大会に向けてトレーニングもできているのですから。
No limit というわけにはいかない、右を見てもlimit、左を見てもlimit、やることなすことlimitだらけの60年だったように思います。残り時間もどのくらいあるのか、ないのかわかりませんが、これからも周りの景色を楽しみながら、マイペースで行きましょう。
最後に、大好きな台詞を一言。
「だいじょうぶ、マイ・フレンズ」
人生は生きるに値します。過去と他人は変えられませんが、自分は今からでも変えられるのではないでしょうか。

東京マラソン2016

 

 


1型、Y.Tさん

 

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