日本糖尿病協会

TDJ活動レポート

2回目の東京マラソン 2013年2月24日(日)

Last Update:2013年2月1日

TDJ活動レポート 2013年02月

2回目の東京マラソン 2013年2月24日(日)

 平成25年2月24日(日)に開催された第7回東京マラソンに当院の木村栄養士が参加いたしました。その報告をしていただきました。

ウエルネスクリニック 大久保 正士



ウエルネスクリニック 木村 僖乃
 昨年に引き続き東京マラソン10.3倍の抽選に当たり2回目の東京マラソンに出場する幸運を得ました。

 前日18時30分からNSビルの虎之助でTDJの壮行会があり、応援で同行した山根さんと私で出席しました。出席者はマラソン参加者6名と応援者7名計13名でした。

 南先生からあいさつ、完走を願って乾杯、それから自己紹介があり、山根さんが自己紹介の時、「木村栄養士さんのマネジャーです。」と伝えて、ドッと爆笑を買いました。それから苗字よりマネジャーで通していました。26階からの東京の美しい夜景をながめ、きめ細やかに盛られた繊細な日本料理に舌つづみをうち、マラソン談議に盛り上がりました。明るく楽しい素敵な集まりでした。明日があるからと20時30分お開きになりました。

 今回は2回目で少し慣れすぎてえらい目にあいました。手荷物あずけの時間が計算よりかかり、むらがる人の波をかきわけての前進で、8時30分までにかろうじて渡すことになりました。それからスタート地点にいくのが一苦労で人の波に押されてゆっくり一歩ずつで、スタートの時間に間に合うか冷や冷やドキドキです。スタート地点に立って1週間前より筋トレで痛めた腰のすじがじくじくするのでボルタレンを飲もうとしたら薬がありません。一瞬体が冷たく「ゾオ―ッ」です。どうも移動のとき落としたようです。体が冷えて、トイレも行きたいのですがそんな時間もありません。度胸をきめて「何とかなる、神の御恵みを、お父さん、お母さん守ってください!!」十字を切ってスタートしました。

 腰の痛みがあるので、前半、時間を稼ごうとすこし早いピッチで走りました。14㎞地点、泉岳寺のところで山根さん、妹、妹の友人、姪がいると思って走っていると目に止まりました。「居る!居る!」です。3人がグリーンのふわふわかつらをかぶり山根さんはグリーンの帽子で鮮やかです。駆け寄ってタッチ、ブルーの気持ちが浮上しました。

 昨年は気づかず通りすぎたので目に付くようインパクトのあるかつらを考えたようです。(後で聞いた話ですが、妹のグリーンのかつら姿がなんともチャーミングにみえたようで、サイケな化粧をした背の高い外人のランナーが大きな声で叫びながら駆け寄ってきてハグしたそうで)

 この後、体調が悪くなり、お腹が張って、若干の吐き気との戦いの走りとなりました。23~25㎞日本橋あたり、同級生とそのご主人がいるはずがみつかりません。昨年は飛び出して、みかんを口にいれてくれました。今年はイチゴの予定になっていました。友人を見つけるため、コースの外側を走っていましたが、外側と内側では走行距離が違うと聞いていたので、同級生との再会はあきらめ、効率を狙ってコースの中央をとりました。

29㎞あたり東京スカイツリーが青空の中に浮かび上がって見えます。「頑張って」とパワーを送ってくれます。いつ見ても元気を与えてくれます。東京マラソン当たって良かったと思う瞬間です。この時点で前年よりタイムは6~8分早く、このままいけることを願いひたすら疾走です。

 35㎞、給水のところでアクシデントがありました。スポーツドリンクを取ろうとした時、ボランティアの方が散らばっている紙コップを掃こうとして私の足に箒があたり躓いて転びそうになりました。かろうじて堪え、事なきを得ました。ボランティアの方は謝ってはくれましたが、ころんでいたらと考えると怖いです。

 38㎞で周東病院時代一緒に働いた栄養士、重富さん(旧姓大崎)が生後6カ月の子供さんを抱き、5歳のお子さん、ご主人、山根さんと一緒に応援してくださり、感激で疲れた体にギアが入ります。山根さん、マネジャーに徹して、ここはというところにいてくれ、精神的、肉体的にフォローしてくれ、有り難いの一言です。

重富家と木村家族、山根さん

40㎞から残り2.195㎞が長く、辛抱の時です。ランナーはみなきついのだから頑張らなければと気力との闘いです。前回はトイレに行きましたが、今回は我慢の走りだったので、精神的にはきついマラソンでした。ゴールしたときには涙は出たことはありませんが、今回は涙で前方が見えなくなりました。スタッフの方が「大丈夫ですか」と声をかけてくれたのがいまだ耳に残っています。予定のタイムより早くフィニッシュでき満足しています。嬉しかったです。応援してくれた、友人、家族に感謝です。

 東京マラソンはすべてに充実されていることに驚きです。沿道の応援は切れることがなく続き、そして給水、給食は行き届いて、フィニッシュ後も着替え、応援の家族に会うまで、スムーズに流れます。今年世界6大マラソンの中に入ったのはいろいろな面で完備されているからでしょう。あこがれの東京マラソンに出場でき、4時間22分18秒で完走でき、満足しています。できれば来年3回目があたる奇跡を祈って報告終わります。

東京マラソン タイム:4時間22分18秒


ウエルネスクリニック
木村 僖乃

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