糖尿病患者さんは心血管疾患のリスクが高く、コレステロールの管理が重要であるといわれています。ただし、これはあくまでも合併症予防としての考え方です。今回は、血管を保護するという観点からコレステロールが与える影響や、動脈硬化を考えた場合について、循環器内科医でもある山科章先生が詳しく解説してくださいました。

糖尿病の治療では、血糖コントロールを良好に保つことが大切です。血糖コントロールの主な指標は「ヘモグロピンA1c」と「血糖値」ですが、血糖値の変動の大きさが合併症のリスクに関わっていることが分かってきており、「血糖変動の傾向」も併せて把握することが重要であるといわれています。糖尿病患者さんの血糖変動を捉えるツールとして活用されているAGPという解析手法について、詳しく解説していただきました。

食後やリフレッシュしたいときに楽しむ人も多いコーヒー。最近では嗜好（しこう）品としてだけでなく、健康との関係について耳にする機会も増えてきました。糖尿病をはじめとする内分泌代謝学がご専門で、コーヒーと糖尿病に関する研究にも携わってこられた野田光彦先生に、これまでの研究で分かっていることや摂取する場合の注意点などについて解説していただきました。

2020年に開催された、小児糖尿病キャンプ（サマーキャンプ）への思いを表現するスケッチ＆作文を募集したコンクールの概要をお伝えします。

COVID-19に関連するテーマをシリーズで掲載してまいります。
今回は、浜本芳之先生にCOVID-19をめぐる現況について解説していただきました。

「できれば薬を使いたくない」という患者さんの声も耳にします。しかし、糖尿病治療薬は適切に使えば、糖尿病療養において「素晴らしい仲間」にもなります。糖尿病治療薬にまつわるデマを見極め、誤解を解くことて、正しく理解していただきたく思います。