Last Update:2025年3月23日
2024年 Vol13. No.1(第56号)
2024年2月28日発行

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インフォメーション
令和6年能登半島地震に対するお見舞い
「日本糖尿病協会登録歯科医 認定テキスト」第2版発行のお知らせ
特集1
糖尿病と睡眠
特集1
糖尿病と睡眠
不眠をはじめとする睡眠障害は、糖尿病を含む生活習慣病に悪影響を及ぼします。また逆に糖尿病の様々な合併症も、睡眠障害を引き起こすことがあります。本特集では、睡眠障害が糖尿病の治療に及ぼす影響や糖尿病による睡眠障害のほか、肥満症患者・高齢者・シフトワーカーなどにおける睡眠障害とその糖尿病への影響、治療支援について執筆をお願いしました。さらに睡眠時無呼吸症候群とその治療が各種の生活習慣病へ与える影響についても解説いただきました。
小林 邦久(福岡大学筑紫病院 内分泌・糖尿病内科)
[Topic1]
糖尿病と睡眠障害
大隈 俊明(九州大学大学院医学研究院)/岩瀬 正典(白十字病院)
[Topic2]
睡眠時無呼吸症候群が糖尿病に及ぼす影響
松本 健(大阪府済生会野江病院)/陳 和夫(日本大学医学部内科学系)
特集2「さかえ」連動企画
サルコペニアを防ぐための食事・運動療法
特集2「さかえ」連動企画
サルコペニアを防ぐための食事・運動療法
加齢によって筋肉量が減少し、筋力や活動能力が低下した状態を指すサルコペニア。近年、高齢の糖尿病のある人では特に筋肉量が減少しやすいことが明らかになってきました。筋力を維持することは血糖マネジメントにおいて非常に重要です。本特集では、月刊糖尿病ライフ「さかえ」2023年1月号で紹介した内容を踏まえた上で、糖尿病療養指導士(CDE)向けにサルコペニアを防ぐための食事・運動療法について紹介していただきます。
堀川 幸男(岐阜大学医学部附属病院)
[Topic1]
サルコペニアを防ぐための食事療法と支援のポイント
井田 めぐみ/幣 憲一郎(京都大学医学部附属病院)
[Topic2]
サルコペニアを防ぐための運動療法と支援のポイント
北村 和也(北播磨総合医療センター)
連載 糖尿病カードシステムを活用しよう
第3回 カード⑫-7「間食はどうしたらいい?」
道口 佐多子(那珂記念クリニック)
連載 糖尿病カードシステムを活用しよう
第3回 カード⑫-7「間食はどうしたらいい?」
糖尿病治療において患者教育は重要ですが、我が国は糖尿病専門医が少なく、地域や施設で治療支援のレベルにばらつきがあるのが実情です。こうした中、糖尿病医療の現場で活用されているのが、日本糖尿病協会の「糖尿病カードシステム」です。これは医療者が患者さんへの治療支援を行う際に活用する患者教育用のツールで、患者さんの病状や生活環境に応じて、約100種類の「カード」と、各テーマについて説明した「リーフレット」を組み合わせて使用します。
本コラムでは糖尿病の治療支援にこのツールを活用しているCDEに、使い方の工夫やコツを紹介していただきます。
第3回の講師は、那珂記念クリニック看護師の道口佐多子氏です。
連載「地域発!CDEの活動報告」 from 徳島
糖尿病死亡率ワースト1を克服するためにチームで糖尿病対策に取り組んでいます
鶴尾 美穂(寺沢病院)
連載「地域発!CDEの活動報告」 from 徳島
糖尿病死亡率ワースト1を克服するためにチームで糖尿病対策に取り組んでいます
徳島県は、以前は糖尿病死亡率が都道府県別で最も高い状況が続いていましたが、2009年に徳島県医師会を母体として徳島県地域糖尿病療養指導士認定機構が発足し、県民一丸となって糖尿病対策に取り組んでいます。熱い気持ちを持つメディカルスタッフが研修会や試験に参加し、現在は780人のLCDE(徳島県地域糖尿病療養指導士)が活躍しています。今後は糖尿病医療支援チーム(DiaMAT)にCDE徳島が協力することで、災害対策にも取り組む予定です。