日本糖尿病協会

小児糖尿病キャンプ詳細

徳島小児糖尿病サマーキャンプ

Last Update:2017年2月15日

37年前、患者さんの声で始まったキャンプは5泊6日で、キャンパーは20人以上、ヘルパーが2日前から勉強と準備のために徹夜し、食事は全食手作りでした。現在は3泊4日、キャンパーは減少傾向ですが、趣旨をご理解いただいている施設で開催しています。毎年延べ60人ほどの医学・看護・栄養学科の学生のヘルパーへ向けて、応用カーボカウント、CSII※1やSAP※2などの勉強会を開き、時間をかけて準備しています。キャンプの目標は「生活や治療における自立と自律」であり、保護者は参加しません。2016年から、徳島大学病院小児科と徳島大学糖尿病臨床・研究開発センター(内科)とで共同運営し、一層安全かつ教育的かつ楽しいキャンプへと進化しました。開催期間中に内科へのトランジション(移行)を行ったり、幼児1型糖尿病の保護者だけの食事会をしたり、参加できない方のために講演会を開いたりと発展的なキャンプになりました。これからも、37年前と変わらず、患者さんのために良いと思ったことを続けていきます。

徳島大学病院小児科
小谷 裕美子

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