TDJ活動レポート 2025年3月
TDJ(Team Diabetes Japan )の国内最大イベントであるかつしかふれあいランフェスタに大勢の仲間と参加しました。昨年に引き続き第11回かつしかふれあいRUNフェスタ2025です。同大会は東京都葛飾区教育委員会と葛飾区陸上競技協会の主催で、堀切水辺公園をメイン会場に荒川河川敷管理道路をコースとして開催されます。
大会当日は、令和7年3月9日(日)の午前8時30分に集合写真を撮り、レースは午後2時30分まで行われました。特にチャレンジRUN(10km・ハーフ)のコースは、日本陸上競技連盟公認コースであり、参加者にとって大きな挑戦となりました。葛飾区からの依頼でTDJでは葛飾区栄養士会の協力で健康相談も実施しました。
以下に参加者の声を報告します。
1型糖尿病をお持ちの医師
私自身もこの大会で走る喜びを味わいました。堀切水辺公園には大勢のランナーや家族・友人が集い高揚した気分が味わえます。荒川河川敷を駆け抜けるコースは、自然の美しさと地域の温かさを感じさせてくれました。特に、沿道で応援してくれる地元の方々の声援・和太鼓・よさこい・チアーダンスや、TDJメンバーの声援が力となり、最後まで走り抜くことができました。 初めて参加させて頂きました。早々に足攣りが始まる苦しい展開でしたが、TDJの仲間の励ましのおかげでなんとか止まらずにゴールできました。血糖を管理しながら練習を続け、レースに参加することには困難も伴いますが、そのことを共有して尊敬し合える仲間たちと一緒に励まし合いながら走る体験は、まさにかけがえのないものでした。皆様に感謝申し上げます。
1型糖尿病をお持ちの患者さん
気持ち良い晴天の下、全国で頑張っている患者と医療者が一堂に会して、ペースに関係無く「TDJ頑張れ!」と応援し合えるとても暖かい大会でした。また機会があれば是非参加したいです。
2型糖尿病をおもちの患者さん
初めて5kmを走りました。いつも30分ぐらい走っていていますが、5kmって長いなあと思いました。こういう競技に参加するとモチベーションがあがりますね。また来年もよろしくお願いします。
2型糖尿病をおもちの患者さん
先月から毎日ジムで走っています。今回は10kmに参加し、前よりタイムが20分短くなりました。今度はフルマラソンに挑戦したいです。お酒も飲む量が減り、体重は10kgぐらい減りました。
医師
今回は孫と親子ラン2kmに参加しました。7歳の子供に負けてられない、と頑張りました。でも2kmは長くて疲れてしまったようです。孫は走ったらメダルがもらえるかと期待していたそうがさすがに早い人がいて優勝はできませんでした。一緒にゴールは楽しいですね。
弱視の方(スタッフ家族)もハーフで参加しました。声をかけるとボランティアでTDJのメンバーが伴走してくれました。いつもより安心して走ることができたととても喜ばれました。トライアスロンも記録に挑戦しているそうです。
TDJテント受付では看護師による体調チェックが行われ、安全に走ることに注意を払いました。栄養士は栄養相談の声かけのため、勝ちめし調査をしました。ランナー達の走る前の食事はどんなだろうと言うことです。ハーフを走る方はおにぎり、バナナが多かったですが、若い方や子供には朝食抜きの人もいて、しっかり朝ご飯を食べることの重要性を次回はより強化、どんな朝ご飯がおすすめかをやっても良いかと思いました。公認スポーツ栄養士も加わり、走る糖尿病集団がより強化されることでしょう。
大会終了後には、患者さんの司会で各地域ごとに参加者が一言感想を述べ、和気藹々歯暗視が弾みました。参加者同士の新しい出会いや運動することの楽しみが続くことを願っています。
第11回かつしかふれあいRUNフェスタ2025は快晴の中、成功裏におわりほっとしています。来年もぜひ多くの方に参加していただき、葛飾の風を感じながら走る喜びを共感したいと思います。
加藤内科クリニック
加藤 則子