日本糖尿病協会

TDJ活動レポート

10年目の完走! 東京マラソン2023 2023年3月5日(日)

Last Update:2023年4月3日

TDJ活動レポート 2023年3月

2023年3月5日、4年ぶりにコロナ禍前と同じ規模で開催された東京マラソンに参加しました。スタート地点の東京都庁付近は大勢のランナーで混雑しており、また海外のランナーもいたので、本当に「コロナ前の大会に戻った」と実感しました。参加者はおよそ38,000人、私の他に1人くらいはTDJのメンバー、いるかなぁ…という淡い期待を抱いての参加でした。

スタートの号砲後、ゲートの通過にもかなりの時間を要しました。

スタート直後から団子状態が延々と続いたのですが、無理せず走ることを心がけました。また給水も毎回行い、脱水状態にならないように注意しました。
歌舞伎町、神田の古本屋街、秋葉原の電気街を走り、10キロ地点を通過。まだまだ余裕です。その後は上野広小路から日本橋を走り、14キロ過ぎの水天宮付近で反対側をハイスピードで走る先頭集団とすれ違いました。この時点でトップはおよそ30キロを通過しているので、圧倒的にレベルが違うと感じました。
水天宮を後にして16キロ付近の浅草に到達。ここは私が一番楽しみにしている場所です。浅草寺の雷門を道路側から見ることができるからです。ここで記念撮影したのちコースを右折。すると目の前に東京スカイツリーが姿を現します。

しばしスカイツリーを眺めながら走り、20キロ地点の蔵前橋を経過。まだ余裕です。清澄庭園、富岡八幡宮を走り、何とか30キロ地点を通過。余裕がなくなってきました。その後、日本橋の中央通りを走り抜けたのですが、ここはコースの両側がビルに囲まれているので、まさに都心のコースなのだと実感しました。

日本橋を後にして銀座、有楽町、日比谷公園を走り35キロ付近の新橋を通過。この辺りだったと思うのですが、およそ50m先に富士山Tシャツを着ている男性を発見。TDJの人だ!と思ってダッシュしたのですが気持ちとは裏腹に足が思うように動かず、男性は沿道の方から借りたエアーサロンパスを足にかけ颯爽と走り去っていったため、追いつくことはできませんでした。しかし仲間がいた、という思いは私を元気にしてくれました。

40キロ手前の増上寺付近では東京タワーが一望できます。足が攣りそうになり、マッサージしながらのランです。ギリギリのところで持ちこたえています。

40キロを超えまさに最後、丸の内中通りを走ります。ここも私が好きな場所です。道幅が狭いのですが、その分沿道との距離も近いため声援がよく聞こえるからです。「富士山頑張れ」の応援をいただき、気合いと根性で走り、フィニッシュ。自己ベスト更新とはなりませんでしたが、東京マラソンのコースレコードを更新することができました。

最後になりますが、初めてフルマラソンを完走したのは2013年2月。ランナー10年生になりました。もちろん、TDJのメンバーとしての活動も10年生です。初マラソンが決まった時、「TDJのメンバーとして走りたい」という思いがあったからこそ、10年間走り続けることができました。TDJを通していろいろな人に出会うことができたことに感謝しています。10年間という年月は1つの区切りになりますが、私にとっては通過点に過ぎません。今後もTDJのメンバーとして、走り続けます。

皆様、ありがとうございました。

薬剤師 阿部 宏志
(日本糖尿病療養指導士)
(神奈川糖尿病療養指導士)

このページの先頭へ