日本糖尿病協会

TDJ活動レポート

全員完走!横浜マラソン2016 2016年3月13日(日)

Last Update:2016年3月13日

TDJ活動レポート 2016年03月

全員完走!横浜マラソン2016 2016年3月13日(日)

 

・マラソンを4時間台で完走する目標を掲げてきた僕ですが、横浜マラソン2015でついに4時間39分57秒という記録で達成!と思ったら…後日その距離が186.2メートル短かったという事実が発覚。ショックを隠し切れず心の晴れない日々を過ごしてきました。次のマラソンでは正規の距離で4時間台、しかも自己ベスト更新を狙おうと心に決め、今回は年明けから練習を積みました。しかし頑張り過ぎたせいか、3月に入ってから体調を崩してしまいダウン。インフルエンザではなかったものの倦怠感と咽頭炎が続き、完治したかな?と思ったのは本番の3日前でした。若干の不安を残したまま当日を迎えましたが、今回はTDJメンバーが数名走る事が分かっていたので、事前に打ち合わせてパシフィコ横浜に集合しました。コース中に折り返しですれ違う場所があるので、会えたらハイタッチしようと約束し各スタートブロックに別れました。少し曇っているけど、それほど寒くないしコンディション的には良い感じかな?と思いました。後日情報では当日の気象情報は天候:曇り、気温:9.0℃、湿度:41%、風速:南南東0.5m/s との事でした。 余談ですが、僕をマラソンの世界に導き去年沿道で応援してくれた師匠は、今年は名古屋ウィメンズマラソン2016に出走するとのことでしたので、今年は「沿道の応援がないのかぁ。でもメンバーとハイタッチして頑張ろう」と心に誓いました。

☆ 昨年の 辛さ悔しさ 胸に秘め 今年目指すは パーソナルベスト ☆

・スタート地点のみなとみらい大橋は思いのほか混雑し、僕はDブロック最後尾での待機となってしまいましたが、人生初のDブロックからのスタート。グロスタイムも自己ベスト更新できるかも…と期待し、8時30分の号砲を迎えました。それでもスタート地点に到達するまで20分近くもかかってしまいました。スタート直前に無事に完走できるようコースに一礼しスタートゲートをくぐりました。最初はやはり団子状態から抜け出せず苦労しました。5Km付近の横浜スタジアムでは倒れたランナーが救急車で搬送される場面に遭遇し、気を引き締めないと危険だぞと思いました。
・その後は順調に走る事ができ、無事10Kmを通過。この辺りはコース後半で走る首都高速湾岸線の真下です。去年はロンドンブーツ1号2号の田村亮が同じFブロックから出走していて、この辺りまで会話しながら並走したなぁと思い出しました。しかし今年は1人での旅路なので、沿道の人達からパワーをもらおう!そして給水パフォーマンスの方々から元気をもらおう!と思い、ひたすらハイタッチしました。これでかなりテンションが上がり、ややハイペース気味となってしまいましたが、結果としてスタート直後の遅れをかなり取り戻す事ができました。

☆ 沿道の 声援応援 背中押し 一歩の距離が 大きくなる ☆

・15Km手前、根岸駅を過ぎた辺りで沿道から突然「阿部くんじゃな~い!」という声が。よく見ると他施設に勤務している仲の良い看護師さんが手を振っていました。当然、自分が勤務しているメンバーの応援にかけつけたのですが、思わぬ所で応援を頂きました。想定外の出来事にびっくりし、しかしとても嬉しくて固い握手をして再び走り始めました。しかしその後すぐ左アキレス腱が痛くなってきました。これはちょっとまずいかも…と思ったのですが「足が痛いのは気のせい」ということにして、でもややペースを落として左足に負担をかけないようにしました。
・その後第6給水で日本バーテンダー協会によるノンアルコールカクテルで給水、20Km手前の第8給水ではとちおとめを食べ、横浜南部市場で折り返して首都高速湾岸線へ。入口にある首都高速情報の電光掲示板で「ようこそ首都高へ!本日に限り速度制限なし!」のメッセージで歓迎を受けて坂を登り、首都高に入りました。

☆ 首都高を 自分の足で 走ること 願いかなえた 奇跡は二度目 ☆

・首都高は一般の応援者は入れないため、かなり孤独な走りとなります。右手に海や工場など景色を見ながらのランとなりましたが、舗装はアスファルトではなくコンクリートのため固く、さらにカーブでは横の傾斜が想像以上にきつくて走りにくく、おまけに向かい風も吹いていてかなりペースを乱してしまいました。ボランティアや給水パフォーマンスの方々とハイタッチをしながら何とか約11Kmの区間を走り切りました。しかし30Kmを過ぎた辺りから、右アキレス腱も痛くなってきました。これは気のせいでは済まないぞと思い、もう少しペースを落として足に負担をかけないようにしました。

☆ 足元の 悪さ理由に せぬと決め 心を強く 気合いで走る ☆

・首都高を出てからは、しばらくすれ違いの区間になります。メンバーとすれ違えるかもしないと思い、沿道とは反対側を走ることにしました。そのまま本牧埠頭に入り、D突堤へ向かい横浜港シンボルタワーで折り返した35Km付近でメンバーを発見。苦しくて声を出すことはできなかったのですが、ハイタッチは成功しました。あとわずかの距離、頑張るぞ!と思ったのですが、この辺りから足が上がらなくなって大失速。後続のランナーに次々と抜かれていきました。去年は33Km地点で足の筋肉が文字通り硬直してしまい、立ち止まってマッサージしなければならない事態に陥ってしまったのですが、今年はそういうこともないため「ただ足が上がらないだけ、まだ動いているから大丈夫」と自分に言い聞かせて、必死の思いで腕を振り、足を前に出しました。40Kmを過ぎ左手にランドマークタワー、大観覧車、そしてゴールのパシフィコ横浜が見えてきました。あと少し、と思うと不思議なことに足が軽くなり運良くスピードアップに成功。ゴール手前のラッキー給食ではハーバー(マロン味、ブルーベリー味)を頂く余裕も見せ、そのままゴールすることができました(4時間20分01秒 自己ベスト更新!)。無事に完走できたことに対し感謝の気持ちを込めてコースに一礼し、そのまま他のメンバーのゴールを確認し、横浜マラソン2016は終了しました。

☆ 完走後 みんなで健闘 たたえ合う 目標達成 素敵な笑顔 ☆

・最後に、一緒に走ったTEAM DIABETES JAPANのメンバー、そして応援してくださったTEAM DIABETES JAPANの皆様、そして家族に厚く御礼を申し上げます。
ありがとうございました。

☆ 銀色の 胸に輝く アンカーは みんなで走った 絆の証し ☆

 

 


薬剤師 阿部宏志
(日本糖尿病療養指導士)
(神奈川糖尿病療養指導士)
 

 

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