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TDJ活動レポート

第20回山口100萩往還マラニック大会 参加者同士が声を掛け合い応援!タイムや順位を争わない楽しい大会です。皆さんも是非!

Last Update:2008年5月1日

TDJ活動レポート 2008年05月

第20回山口100萩往還マラニック大会 参加者同士が声を掛け合い応援!タイムや順位を争わない楽しい大会です。皆さんも是非!

第20回山口100萩往還マラニック大会が5月2日(水)から4日(金)にかけて山口市で開催されました。種目にはマラニックの部が250キロ(制限時間48時間)、140キロ、70キロ、35キロ、歩け歩けの部が60キロ、35キロとあります。萩と山口の間35キロが共通のコースとなっています。今年で7回目の参加になり、今回は歩け歩けの60キロに参加しました。60キロは5月3日の午後8時にスタートし夜中を通して歩き、瀬戸内海に面した防府の三田尻から山口の瑠璃光寺の前を通って日本海に面した萩城までの昔の参勤交代の道(萩往還)をいく中国山地を縦断するコースになっています。昨年は初めて参加しコースがよくわからない浜井さんという男性といっしょに歩きました。今年は一人なので、比較的フラットな山口市まではマラソンの練習も兼ねてゆっくり走って行くことにしました。

山口から山越えの上り坂が始まり、最初の7キロは上りで途中から萩往還の山道になります。山道に入るまでは少ないながら、通り過ぎる車のヘッドランプ、外灯、民家の明かりなどがありますが、それからは真っ暗な道となります。山道に入る前に、ヘッドランプをつけたり準備をしていると真っ暗なのでよくわかりませんが60歳くらいの女性、小山さん(後で参加者名簿を見ると65歳とありました)が一人で上って来て、「一人でこれから山道なので、道に迷ったりすると危険で不安なのでいっしょに行ってください」と言われ、これも何かの縁と思い一緒に行くことになりました。お互いに自己紹介をしながら山道を歩き始めました。小山さんは「山口県周南市から来て、昨年も60キロに参加し、卓球や散歩、時々登山もしている。」ことなどを知りました。140キロのランナー達が追い抜いたり、2日の午後6時にスタートした250キロの人が戻ってきてすれ違い、声を掛け合いながら山道を進んで行きました。

山口からゴールの萩城跡までは3つのエイドステーションがあり、一山ずつ越えながら中国山地を縦断して行きます。一緒の小山さんの歩きも一定で、膝の痛みや足の痛みを訴えるわけでもなく、淡々と歩かれていました。昨年は30歳台でトライアスロンをし、今年の秋吉台のマラソン大会でハーフを1時間40分で走った浜井さんと一緒に歩いて12時間半かかったのが、今年は11時間半と1時間近く早くなっていました。ゴールした後にしっかりと歩かれているので、なにかよっぽど練習されているのかを聞くと「ヨガをしているので、足への体重の掛け方に気をつけて、膝への負担が少ないのかもしれない」と答えられていました。ゴール後は弁当をもらい、萩の名産の夏みかんの皮を細く切って砂糖漬けにしグラニュー糖をまぶしたものが置いてあり自由に食べられるようになっていました。日頃は甘すぎてと思っていた砂糖漬けの夏みかんも疲れていたせいかあっさりしておいしく感じ、おみやげに買って帰りました。

大会参加規定に「この大会はマラニック大会です。非常食等必要なものをバッグに背負い地図片手に景色を眺め、出会った人と交流しながらコースを巡るもので、マラソン大会ではありません。」とあるように、沿道にはマラソン大会のような応援の人はいませんが、多くの人がボランティアで参加し、大会の運営、エイドステーションや道案内で途中の道に立って我々をサポートし、参加者同士が声を掛け合って応援をし、タイムや順位を争わない楽しい大会でした。また来年も出来れば参加したい大会です。みなさんも参加されてみてはいかがですか。おいでませ山口へ!


山口県柳井市 ウエルネスクリニック 大久保 正士

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