糖尿病患者さんの寿命は年々延びていますが、その一方で、合併症・併存症などの影響により、日帰り手術から入院を要する手術まで、大小さまざまな手術を受ける機会も少なくありません。そんな糖尿病患者さんの手術はどのような流れで行われ、血糖値はどのように管理されているのでしょう。関東労災病院の浜野久美子先生が詳しく解説してくださいました。

1型でも2型でもない、治る可能性のある糖尿病、「二次性糖尿病」について柳瀬敏彦先生が詳しく解説してくださいました。

長引くコロナ禍の中、自宅にいながら診察を受けられる遠隔診療への関心が高まっています。
糖尿病をはじめとする生活習慣病を中心に診療を行うひがし成人・循環器内科クリニック院長の東隆行先生に、同クリニックで実施しているオンライン診療を例に、遠隔診療の仕組みについて解説していただきました。

11月14日は、2006年12月の国際連合総会で定められた「世界糖尿病デー（World Diabetes Day）です。2020年、新型コロナウイルス感染症の感染が拡大する中で迎えた第14回「世界糖尿病デー」は、十分な感染対策をとった上で、全国各地のブルーライトアップイベントや関連行事が開催されました。
「世界糖尿病デー」のシンボルカラーであるブルーにライトアップされた各地のランドマークや施設をご紹介します。

鳥取県では毎年11月14日に「世界糖尿病デーin鳥取」と題し、県医師会公式行事としてブルーライトアップイベントを行っていました。しかし、2020年は新型コロナウイルス感染症（COVID–19）の世界的流行の影響で、県医師会主催イベントの自粛が決定されました。そこで、日本糖尿病対策推進会議地区担当委員、鳥取県糖尿病協会会長の池田匡先生と、鳥取大学医学部地域医療学講座教授の谷口晋一先生が対策を協議し、①鳥取県糖尿病協会主催行事として、②インターネットを使ったライブ配信にチャレンジ、という方針を定めました。

新型コロナウイルスに翻弄（ほんろう）された2020年。世界糖尿病デーの活動も例外ではなく、各地で人が集まるイベントが中止に追い込まれました。しかし、恒例のブルーライトアップ実施数は、最終的に195カ所となり、糖尿病と団結して闘うための強い思いが示されました。20年に世界糖尿病デー実行委員会（日本糖尿病協会と日本糖尿病学会で組織）が主催した取り組みをご報告します。