皆さんが、健康的に過ごすために「運動」が必要といわれるのはなぜなのでしょうか。糖尿病患者さんにとっても、運動により血糖コントロールの改善だけではなくさまざまな健康効果を得ることができます。運動と糖代謝の関係を中心に、運動がわたしたちの体と健康にどのような効果をもたらすのか、佐藤祐造先生が詳しく解説してくださいました。

気象庁の予報によると、2020年の夏は平年並みかそれ以上の暑さになるといわれており、熱中症になる人の増加が心配されています。さらに、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響で、屋外へ出掛ける際は例年と異なる注意が必要になります。熱中症予防と感染対策の両立が求められるこの夏、外出するに当たって気を付けなければならないことを教えていただきました。

年をとると筋力が衰えるといいます。筋力を衰えさせない、すなわち筋肉を減らさないこと、増やすことは健康寿命の延伸にも大きく関係します。今回は、筋肉がなぜ減ってしまうのか、どんな筋肉をどのように鍛えればいいのかなどについて、具体的な対策方法と合わせて、山田実先生が詳しく教えてくださいました。

糖尿病患者さんにとって運動療法は非常に重要ですが、ほとんど運動習慣がなかったところから突然激しい運動を始めたり、頑張りすぎてしまうことで、逆に体を傷めてしまうこともあり得ます。安心安全に運動、スポーツを楽しんで継続するためにも知っておきたい、けがの予防方法、治療方法について解説していただきました。

子どもの頃に1型糖尿病を発症した田仲駿太さんは、現在、大学の自転車競技部に所属し、ハードなトレーニングを重ねながら競技に打ち込んでいます。糖尿病と付き合う中で大きな転機となったサマーキャンプ、競技と治療の両立、海外遠征の体験を通して学んだことなどをお話しいただきました。