日本の広範囲にわたって記録的な大雨が降り続いた「平成30年7月豪雨（西日本豪雨）」は、各地に大きな被害をもたらしました。河川の堤防決壊によって甚大な浸水被害に見舞われた岡山県倉敷市真備地区では、地域医療の拠点を担うまび記念病院にも濁流が押し寄せて1階が完全に水没し、病院機能がまひする事態となりました。そこから7カ月を経て、2019年2月に業務の全面再開に至ったまび記念病院の村上和春理事長に、この未曾有の水害を振り返っていただくとともに、被災から復旧への道のりについてお話を伺いました。

健康診断や定期検診を受ける機会が皆さんあると思います。その後、受け取る検査結果にはアルファベットや数字がたくさん並んでいて、よく分からない。先生から「範囲内だから大丈夫」と言われたから、いいかな…そんなふうに思っていませんか？検査の意味と数値を知ることは、ご自身の今の体の状態を読み解くことでもあります。さらにそこから、生活習慣の改善点なども見えてくることでしょう。今回は、山﨑悦子先生が検査と、その数値を詳しく解説してくださいました。

進学、転居、結婚、転職、定年、伴侶との死別…さまざまな人生の節目があります。そんなとき生活環境ががらりと変わってしまうことも少なくありません。これまでと違う新しい生活が始まるとき、糖尿病療養ではどのようなことに気を付ければいいのでしょう。人生のさまざまなステージでの糖尿病療養について具体例と共に清水一紀先生が解説してくださいました。

インスリン注射を同じ場所に繰り返し行うとできるおなかの「しこり」。実はこの皮下変化は硬くて触ることができるものばかりではないのです。看護師の田中夏誉子さんが詳しく教えてくださいました。

11月14日は、2006年12月の国際連合総会で定められた「世界糖尿病デー（World Diabetes Day）」です。12回目を迎えた2018年も、世界各地で糖尿病の予防と治療に関する啓発イベントが開催され、日本国内では約223カ所のランドマークや公共施設などが、世界糖尿病デーのシンボルカラーであるブルーに輝きました。