「シックデイ」という言葉を聞いてどう感じますか？　長年糖尿病療養を続けてきた方でも、なじみがない方が少なくないのではないでしょうか。カタカナ書きですので、もちろん英語の「sickday」という言葉から来ています。そのため、日本人としてはこの言葉に距離感を覚えるかもしれませんし、逆にインパクトを感じるかもしれません。「sick」は「病気の」という意味です。米国発信の言葉だと考えられますので、世界の糖尿病臨床の中心であるハーバード大学のジョスリンクリニックのテキストを開いて、その概念を見てみます。このジョスリンクリニックの「臨床マニュアル」のシックデイの項目ではこのように記述されています。
「シックデイになったら、医療機関に行くまでにどういう対応をしたらいいでしょうか？」
非常に良い指摘です。シックデイになったら自身で対応して治すのではなく、医療機関にかかることを前提に、それまでどのように対応し、処置するかということです。そして、その対処方法を「シックデイ・ルール」といいます。シックデイという言葉は、医療者側にとっては非常に便利なため、よく使用します。「さかえ」読者の皆さんにも、本稿をじっくり読んでいただき、外国の言葉である「シックデイ」を身近なものとしていただければと思います。
近年は医療が進歩し、糖尿病治療の分野においても多くの治療薬が発売されています。その分、シックデイでの治療薬ごとの対応が複雑になっています。今回は、各治療薬のシックデイ・ルールについても重点を置いて述べていきます。

糖尿病患者さんが1000万人という調査結果が2017年秋に公表され、皆さんも「さかえ」や各報道でそのニュースに触れたことと思います。
糖尿病患者さんが増える中、糖尿病の合併症から人工透析が必要になる患者さんも年々増加しています。
そこで、人工透析につながる糖尿病腎症の重症化を予防するために、日本糖尿病対策推進会議、日本医師会、厚生労働省が協定を結び、全国的な取り組みが各地で始まっています。
今回は、いち早く取り組みがスタートした広島でのプロジェクトについて2016年の協定締結、連携に広島県医師会糖尿病対策推進会議副議長としてご尽力された伊藤千賀子先生が解説してくださいました。

たまには気分を変えて、海外に足を延ばしてみたい。
でも、食習慣も違う、時差で薬のタイミングもよく分からない、セキュリティーチェックでインスリンポンプなどの機器はどうしたら？
海外旅行では、言葉や治安のことだけでも心配なのに、糖尿病があると他にも不安の種は尽きません。
そこで、糖尿病患者さんが海外旅行に安心安全に出掛けるためのコツを糖尿病看護認定看護師の橘優子さんが教えてくださいました。
コツをつかんで、憂いを吹き飛ばしたら、さぁ、元気良く出掛けましょう！

日本糖尿病協会（以下、日糖協）は、若い世代の糖尿病への関心を高めるとともに、糖尿病療養支援の一端を担う管理栄養士や栄養士の育成の一助となることを狙いとし、2014年から毎年「チャレンジ！　糖尿病いきいきレシピコンテスト」を主催しています。第4回を迎え、東京・大妻女子大学千代田キャンパスにて行われた二次審査ならびに表彰式などの模様をお伝えします。

染色家・芹沢銈介（せりざわ・けいすけ）の作品を紹介する連載、再開第1回目は、1月にふさわししい着物を選びました。

Q1：インスリン注射を「使い出したらやめられない」というのは本当？
Q2：インスリン療法での注意事項は？

最優秀賞（夕食部門）
夏のさっぱり和風フレンチ
滋賀県立大学（滋賀県）水谷天音さん