「超高齢社会」。
この言葉にあまり良いイメージはないかもしれませんが、実は超高齢社会を迎えたからこそ、良いことも起きています。
その一つは高齢糖尿病患者さんの治療の進歩です。
日本糖尿病学会と日本老年医学会が合同委員会を設置し、高齢糖尿病患者さんの治療の見直しを始めました。
そしてその活動の一環として、このほど、高齢者糖尿病の血糖コントロール目標値が、より適切になって発表されました。
これを機に、高齢糖尿病患者さんの特徴や治療、療養、心構えなどについて、合同委員会の委員である、東京都健康長寿医療センターの荒木厚先生にまとめていただきました。
荒木先生には2015年8月号の特別企画「拝啓 人生の先輩方」でもご執筆いただきました。
併せてご覧ください。

「足がジンジンする」
「足の裏に何かが張り付いている感じがする」
…そんな症状はありませんか？
それはもしかしたら「糖尿病性神経障害」のせいかもしれません。
足がしびれるくらい大したことはない？
いいえ。糖尿病性神経障害は、放っておくと、足を失ったり、突然死につながる不整脈を引き起こしたりすることもあるのです。

「糖尿病は遺伝するだろうか」
「もしかして、うちは糖尿病家系？」
そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
その疑問にお答えすべく、帳阜大学医学部附属病院の堀川幸男先生に糖尿病の本質と原因を整理した上で、遺伝との関係について解説していただきました。

きちんと自己管理をして、規則正しい生活もしているのに血糖値が乱れる。そんなお悩みを抱える方も多いと思います。
今回は、横浜市立大学附属病院の寺内康夫先生に、「血糖値が乱れてしまう」、その理由と対策について解説いただきました。

まさにこの時期に旬を迎える、色鮮やかで栄養たっぷりの夏野菜。
その効果やおいしい食べ方について、シニア野菜ソムリエの資格を持つ管理栄養士の小園亜由美先生に紹介していただきました。
夏野菜から元気をもらって、厳しい暑さを乗り越えましょう！