日本糖尿病協会

月刊誌「さかえ」

月刊糖尿病ライフ さかえ

Last Update:2013年10月1日

さかえバックナンバー 2013年10月号 【 特別企画 】

世界記憶遺産登録記念 藤原道長と糖尿病

わが国の歴史上、最古の糖尿病患者と目されているのは、平安時代中期に活躍した公卿 藤原道長(966~1027)です。彼の病状は、道長自身の手になる日記「御堂関白記」および藤原実資が書き綴った「小右記」に見ることができます。
「御堂関白記」は、わが国の”国宝”に指定されているばかりか、このたび、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界記憶遺産」に登録されました。
この機に、限られた情報を基に、道長を中心とした当時の日常生活ならびに社会情勢を辿り、彼が糖尿病に悩まされるに至った背景を浮き彫りにしてみたいと思います。


名古屋大学 名誉教授
中部ろうさい病院 名誉院長
堀田 饒 ほった にぎし

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