日本糖尿病協会

最新のお知らせ

「インスリン自己注射を行っている方へ」

Last Update:2010年4月8日

注射器の針は毎回必ず交換して下さい。

  • 注射器の針は毎回必ず交換して下さい。
  • 注射を打つ直前に針を装着して下さい。
  • 打ち終わったらすぐに針を外して下さい。
  • 外した針は正しく廃棄して下さい。

針の再使用は

  • 感染症発症の危険性があります。
  • 針先の変形により痛みが増加したり、傷口が大きくなることがあります。
  • 針の変形により針折れ・体内残留につながる危険性があります。

針を装着したまま保管することは

  • 異物混入、細菌混入によりインスリンの品質が低下することがあります。
  • 空気の混入により注入精度が低下することがあります。
  • インスリンの液だれによりインスリン濃度が変化することがあります。
  • 針内部でインスリンが結晶化して詰まり、注射できなくなることがあります。

参照:朝倉俊成:インスリン注入器用注射針再使用の問題点 薬局60,150-160, 2009

各社注射針添付文書 ※参考

【禁忌・禁止】

  • 再使用禁止
  • 他の人が使用した本品を使用しないこと〔感染症の原因となることがある〕
  • 開封後の操作において曲がってしまった針を使用しないこと
    〔曲がった状態で、又は曲がった針を元に戻して注射すると針が折れ、破断した針が体内に残留する事がある〕

日本イーライリリー インスリンペン型注入器取扱説明書 ※参考

  • 注射のたびに新しい注射針をご使用ください。これにより薬剤を清潔に保ち、インスリンの液もれ、空気の混入、注射針の目詰まりを防ぐことができます。
  • 注射の終了後は空気の混入を防ぐために、必ず注射針を取り外して下さい。注射針を取り付けたまま保管しないでください。

ノボ ノルディスク ファーマ インスリン注入器取扱説明書

  • 注射後は必ず注射針をはずして下さい。注射針は毎回新しいものを、必ず注射直前に取り付けてください。

サノフィ・アベンティス インスリンペン型注入器取扱説明書

  • 感染症や針詰まり、気泡の混入を防ぐために注射後は速やかに注射針をはずし、注射のたびに新しい注射針を使用してください。
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