2024年7月20日（土）～21日（日）、国立京都国際会館において第11回JADEC年次学術集会が開催されました。「チームの学びを紡ぎ、実践するダイアベティスケアのサイエンスとアート」をテーマに様々なプログラムが設けられました。
　糖尿病に対して質の高いケアを提供するためには、多職種のチームがそれぞれの専門分野から最新の科学的知見を持ち寄り、患者の心理・社会的要因に配慮しつつ、優れたコミュニケーションスキルを駆使して取り組むことが重要です。この考えのもと「サイエンスとアート」のセッションでは8つの分野についてエキスパートが最新の科学的根拠や各施設の好事例を紹介しました。
　JADECと日本糖尿病学会が合同で取り組むアドボカシー活動に関するセッションも注目を集めました。基調講演では国家公務員共済組合連合会虎の門病院の門脇孝氏が登壇し、JADECの清野裕理事長らとアドボカシー活動や糖尿病の呼称変更における今後の展開について語りました。さらに、学術集会の恒例となっているJADEC賞の表彰式と受賞講演や、多職種参加型のスモールグループディスカッションなども開催され、2日間を通して充実した内容となりました。