Last Update:2025年3月23日
2024年 Vol13. No.2(第57号)
2024年4月28日発行

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特集1
CGMの適正使用とトラブル対策
特集1
CGMの適正使用とトラブル対策
診療報酬改定に伴う保険適用拡大などにより、持続血糖モニター(Continuous Glucose Monitoring:CGM)を使用する患者さんが増加しています。CGMには精度やタイムラグ、皮膚トラブルなどの問題があるため、使用においては、CDEはもちろん各メディカルスタッフが十分な知識を持ち適切な支援を行う必要があります。本特集では、CGMを使った診療の現状や患者さんへの説明のポイント、知っておくべきトラブル事例とその解決法などについて、CGM診療のエキスパートの先生方に解説していただきます。
手塚 裕子(DM会成田センタークリニック・臨床検査技師)
小林 邦久(福岡大学筑紫病院 内分泌・糖尿病内科)
[Topic1]
CGM導入のメリットとチーム医療における役割
前田 泰孝(南昌江内科クリニック)
[Topic2]
CGMを使用する患者さんへの説明のポイント
田平 泰徳、濱砂 麻美(聖マリア病院)/川述 里美(南昌江内科クリニック)
[Topic3]
CGMのピットフォールとトラブル対策
黒田 暁生(徳島大学先端酵素学研究所)
特集2「さかえ」連動企画
人工甘味料について栄養食事指導における留意点
特集2「さかえ」連動企画
人工甘味料について栄養食事指導における留意点
2023年5月に世界保健機関(WHO)は非糖質系甘味料(non-sugar sweeteners:NSS)の使用に関するガ イドラインを公表しました。また、同年7月にWHO傘下の国際がん研究機関(IARC)は、アスパルテームの発がん性の可能性について公表しました。こうした情報により、人工甘味料使用の是非について、糖尿病のある人だけではなく、その家族、医療従事者にも混乱が見られます。この問題は「さかえ」2023年10月号プラスワン講座「人工甘味料は敵か?味方か?」(執筆:金沢医科大学医学部 衛生学 櫻井 勝先生)でも取り上げましたが、今回 はさかえの内容を踏まえた上で、CDEや医療スタッフ向けに、医療者としてこの問題をどう理解すべきか、患者さんへの説明のポイント、病院や家庭における人工甘味料の活用について解説いただきました。
亀山 亜希夫(川崎市立井田病院)
[Topic1]
人工甘味料の活用をどう考えるか
櫻井 勝(金沢医科大学)
[Topic2]
人工甘味料の使用についてどう伝え、どう使うか
陳 真規(海南病院)
連載 糖尿病カードシステムを活用しよう
第4回 カード④-8「肝障害」/⑫-8「アルコールと楽しく付き合う」/⑥-9「アルコール」
道口 佐多子(那珂記念クリニック)
連載 糖尿病カードシステムを活用しよう
第4回 カード④-8「肝障害」/⑫-8「アルコールと楽しく付き合う」/⑥-9「アルコール」
糖尿病治療において患者教育は重要ですが、我が国は糖尿病専門医が少なく、地域や施設で治療支援のレベルにばらつきがあるのが実情です。こうした中、糖尿病医療の現場で活用されているのが、日本糖尿病協会の「糖尿病カードシステム」です。これは医療者が患者さんへの治療支援を行う際に活用する患者教育用のツールで、患者さんの病状や生活環境に応じて、約100種類の「カード」と、各テーマについて説明した「リーフレット」を組み合わせて使用します。
本コラムでは糖尿病の治療支援にこのツールを活用しているCDEに、使い方の工夫やコツを紹介していただきます。
第4回の講師は、那珂記念クリニック看護師の道口佐多子氏です。
連載「地域発!CDEの活動報告」 from 富山
NPO法人とやまCDEネットワークの願い
~糖尿病診療の進歩を富山県のすみずみまで届けたい~
石木 学(富山大学)
連載「地域発!CDEの活動報告」 from 富山
NPO法人とやまCDEネットワークの願い
~糖尿病診療の進歩を富山県のすみずみまで届けたい~
NPO法人とやまCDEネットワークは、富山県内の地域糖尿病療養指導士(とやま糖尿病療養指導士:Tym-CDE)の育成を目的として毎年研修会と資格認定試験を実施しています。多彩な職種の方に研修会に参加いただいていることが大きな特徴です。研修会の主な役割は、糖尿病のある人に様々な場面で関わる人が身に付けておきたい心構えや知識を、ギュッと濃縮してわかりやすく提供することです。自身にはどのようなことができるのかなどの疑問を抱えながらも、糖尿病に関する情報を体系的に学ぶ機会を見つけることが難しい方に多く参加していただいています。
インフォメーション
日本糖尿病協会「第11回 JADEC年次学術集会」のご案内