第9回日本糖尿病協会年次学術集会

Japan Association for Diabetes Education and Care

会長挨拶

第9回の日本糖尿病協会年次学術集会の開催にあたり、会長としてご挨拶を申し上げます。

2022年の第9回日本糖尿病協会年次学術集会は、7月23日・24日(土・日)の2日間にわたり国立京都国際会館を会場として通常の現地開催を行うとともに、会期後のオンデマンド配信を加えたハイブリッド開催を予定しております。コロナ禍の動向を熟視しつつではございますが、新しい時代に即した開催方式により、プログラムの参加機会が増すなど、ご参加の方々にとってより有益となる形での開催を計画しております。

また、今回の第9回より大会名称を日本糖尿病療養指導学術集会から日本糖尿病協会年次学術集会に改称いたしました。アドボカシー活動をはじめとする社会に向けた取り組みなども含め、これまでの療養指導の枠にとらわれない糖尿病医療に関する広範なテーマについて意見を交わす場として、より進化していくことを目指しております。

それを受け、今回は「糖尿病医療に求められるニューノーマル」というテーマを掲げました。満2年もの未曾有のコロナ禍は、人と人のリアルな触れ合いを遠ざけ、マスク越しに患者さんの思いを伺うことになってしまい、これまで作り上げた療養指導の根本を揺るがすことになってしまいました。しかし、糖尿病医療に携わる方々の患者さんに寄せる思いは、きっと新しい方向性をもったアプローチを模索されたのではないでしょうか。ピンチはチャンスと申します。逆境からすばらしいアイデアが出てまいります。試行錯誤された経験をぜひ共有できたらと考えております。

CDE meetingでは、各地域におけるこれまでのCDE団体運営のご苦労とともに、組織として目指すニューノーマルをいろいろご披露いただくことで、明日の日本のCDEの方向性を示すことができるのではないかと考えています。また、各参加者には、スモールグループディスカッションにおいて、日々のご経験を対話の中で共有いただければと存じます。さらに、一般演題では、現地での発表に加え、プレゼンテーション付きのオンデマンド発表も行う方式を予定しております。新形式の開催方法により、より深く広く情報共有が進むことを期待しております。

最後に、今一度、私たちの仕事のゴールについて考える機会にもしたいと思います。ゴールは「患者さんの健康維持と長生き」でしょうか。それとも、さらにその上の「患者さんが身体的、精神的、社会的に良好な状態(well-being)であり続けるようにサポートすること」でしょうか。糖尿病医療に携わる皆様の糖尿病患者さんに寄せる思いをお聞かせいただく場になることを切に願っております。

多くの皆様のご参加をお待ちいたしております。

第9回日本糖尿病協会年次学術集会
会長 内潟 安子
(東京女子医科大学附属足立医療センター)

 

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