第8回日本糖尿病療養指導学術集会

Japan Association for Diabetes Education and Care

会長挨拶

このたび第8回日本糖尿病療養指導学術集会をお世話する機会をいただきましたので、ご挨拶を申し上げます。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生により本学術集会の2020年の開催を延期し、あらためて2021年7月24・25日に完全WEB形式で開催することとなりました。2013年7月に開催されました第1回から今回で8回目を迎えます。この学術集会の最大の特徴は、グループディスカッションをはじめとする参加型のプログラムであり、学術集会の内容も方法も確実に進化してきました。このたびのCOVID-19に対しても、「新しい生活様式」にも沿った新たな形の企画を進めていきます。

今回は「参加型の糖尿病医療」をテーマとして挙げさせていただきました。わが国では高齢人口の拡大を背景に、高齢者糖尿病が激増している一方で、労働人口の減少に伴い療養支援に携わる人的資源は不足していくことが危惧されています。また、国を挙げて取り組んでいる糖尿病性腎症重症化予防では行政と医療機関の連携が重要性であり、CDEの活躍の場が施設から地域へとますます広がっていきます。このような環境の中では、糖尿病医療に関わるメディカルスタッフの方々が、職種を超えて1人多役を務め、これらの課題に積極的に参加していただく必要があります。そのための知識と経験を本会で共有していただければと存じます。

また、糖尿病医療の主体である患者さんが安心して治療に取り組むことができる社会づくりも大きな課題です。患者さんに治療に向き合ってもらうために、ことさらに糖尿病のネガティブな面を強調してしまうなど、かえって患者さんに不利益をもたらしてしまったこともあるかもしれません。患者さんが前向きに参加してこその糖尿病医療ですので、患者さんとの向き合い方や正しい情報の発信など医療現場でできる取り組みについて皆さんで考えていきたいと思います。

今回は、仕切り直しとなる東京オリンピックとともに会期を迎えます。WEB開催となりましたが、オリンピックに負けないくらい熱く糖尿病療養指導について語り合いましょう。多くの方の参加をお待ちしています。

第8回日本糖尿病療養指導学術集会
会長 山田 祐一郎
(関西電力病院)

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